いずみ市民生協の活動理念に興味を惹かれて、コンシェルジュへ。入社3年目にして、農産部門のチーフに抜擢される。学生時代は、文学部に在籍。農産物ならではの四季の彩りが感じられる職場で、お客様と真摯に向きあいながら、部門全体をリードしている。
生協の理念に共感し、新卒入社。地域に寄り添った運営方針に強く惹かれました。
就職活動時から小売業に興味があり、さまざまな会社を比較しながら、活動を進めていました。そのなかでコンシェルジュを選んだのは、いずみ市民生協の理念に深く共感したからです。「顧客第一主義」という考え方に加え、地域に根ざして活動する運営方針に魅力を感じました。入社後は、研修を経て農産部門に配属。季節の変化によって取り扱う野菜や果物が入れ替わる彩り豊かな売り場は、眺めているだけで楽しいものです。2年ほど前から部門のチーフを務めており、現在は売上目標の達成に向けて、日々試行錯誤を繰り返しています。
価格ではなく、商品の品質や味で勝負。戦略を詰め込んだ売り場づくりで、差別化を図っています。
「売上目標の達成」とは言ったものの、買い物に来られるお客様にご満足いただくことが、まずは何よりも大切です。そのうえで農産部門としてこだわりたいのは、野菜や果物の鮮度です。商品の回転率を上げられるように、在庫の管理を徹底しています。また、お客様の視点に立った売り場展開も非常に重要になります。たとえば、安価な商品を単体で売るのではなく、その周辺に単価の高い商品を配置して、あわせ買いを狙う販売手法もその一環。商品そのものを売るのではなく、食材の使い道やその価値を提案することで、他店との差別化を図っています。
失敗は成功へのプロセス。小さな積み重ねの先に、大きな成功が待っているのだと思います。
学生時代から、ひとつの物事に地道に取り組むのが好きな性分。その性格が、現在の日々の業務のなかでも、大きな強みになっていると感じます。バックヤードの整理整頓といった一見地味な作業も、快適な作業環境をつくるうえで大事な業務です。基本的なことをコツコツ積み重ねることが大切だと思います。そういった小さな積み重ねを徹底する一方で、未だに失敗してしまうこともあります。ただ、それでも前を向いてきたからこそ、いまの私があるはずです。新しく入って来られる方にも、ぜひ失敗を恐れず何事にも挑戦してほしいと思います。
先輩社員に質問！
仕事にあたって、大変なことはなんですか？
異常気象や自然災害、また競合店の大幅な値下げなど、外的な要因によって大きく影響を受けるのが、農産部門の難しいところ。時おり周囲の店舗を視察しながらも、いかにして差別化を図るかを常に探っています。
どんな人に適した仕事ですか？
私たちの業務は、ひとりだけでは絶対にこなすことができない仕事だと思っています。パート・アルバイトの方も含め、ひとつのチームとして仕事を進める必要があるので、協調性やコミュニケーション能力が大切ですね。
今後の目標を教えてください。
入社して初めのころは、チーフに就くことが目標でしたが、それが達成できた現在は、お客様の満足度向上が最重要課題です。目の前の業務の積み重ねを大事にしながら、さらなる業績の向上を目指していきたいと思います。
1日の流れを教えてください。
出勤したら、まずは売り場と在庫を確認。それぞれ不足している商品を把握しておきます。次に売り場の拡縮作業を実施。販促品は広めに売り場を構築し、それ以外のスペースは縮小します。
品出しと並行しつつ、前日から売り場に出ている商品の鮮度をチェックします。
お店がオープン。引き続き売り場を巡回しながら、価格の確認を行います。人手が足りていない箇所を見つけたら、スタッフへ指示を送ります。
10時から、農産部門全体での朝礼を実施。その後は、販促POPを作成したり、売り場の構想を練ったりと、翌日の準備を開始します。
店舗全体でのミーティングに出席。各部門のチーフ同士で、情報共有を行います。
1時間のお昼休憩に入ります。
休憩後も売り場を巡回し、不足している商品があれば、随時品出しを行っていきます。
業務を終え、退勤します。今日も1日お疲れ様でした。
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